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ペンとカラーインク

このイラストレーションは印刷物用にペンとカラーインクで描きました。テーマは「CAT & DOG」。日本で言うところの「犬猿の仲」みたいなニュアンスです。このイラストレーションを描いた頃は「チョップ君」という愛犬がいて、彼は不幸にも飼い主に似てしまい、ちょっと気性が粗い性格の持ち主でした。本来、散歩をする時の飼い犬のベストポジションは飼い主に並走する状態がベスト。しっかり調教できていれば、犬は常に飼い主の顔色を伺いながら飼い主の歩行速度に合わせるのが理想。しかし、チョップ君は老いて散歩が厳しくなるまで、このイラストレーションのようにいつもリードを引きちぎらんばかりに前進していました。これも飼い主の悪影響です。とは言え、散歩中に猫に遭遇すると勢い余って野良猫の射程範囲に飛び込んで、鼻の頭をひと掻きされて退散というケースが多く、この愛犬の無謀なほどの勇ましさをイラストレーションの題材にしました。

手書きのイラストレーションって、ソフトウエアで描くデジタルイラストにはない風合いがあります。それは、「滲み」「歪み」「かすれ」などアナログ画材を使うことで自然と生まれるディテールです。それを特に狙っているわけではないのですが、画材で描くイラストレーションは「描き手」が描いている時の気持ちや精神状態までも用紙の上に記録します。時間に追われた慌しさや集中できている状態やリラックスしている状態など、意図やテクニックとは無関係に描き手の心理・姿勢を記録してくれる。それは、ただの一枚のイラストレーションなんだけれど、デジタルデータにはない「物語」も表現できるのです。

だからこそ、逆に不安定さがあり、先(完成度)が読めません。上手くイメージどおりに描ける理想的な場合と、何をどうやってもイメージに近づかず苦戦する場合と極端に完成形が読めないのです。でも、ちゃんとコンディションを整えて気持ちを整理してイラストボードに向かうと必ずその姿勢が記録され、上手くいく場合が多いのです。たくさん仕事でアナログのイラストレーションを描いてきましたが、この一枚はお気に入りの一枚です。ブログのヘッダー画像にも使っているほど気に入っています。同じタッチで2枚目を描こうとしたのですが、このフィーリングにはなりませんでした。これも手書きイラストレーションの魅力です。

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